2021
2020
make sense
2020年、私たちは予測不可能な日々を生きている。複雑に絡み合う事実や感情と対面し違和感を抱えながらも、これが日常だ、と受け入れるしか今は方法がない。
なかなか答えが見つからない。不安が加速する。けれどだからこそ、より深く悔いなく生きてやろう、と自分に誓った。生涯なんて瞬間に過ぎない。
孤独を知り、私以外の誰かを常に想像する。
最大限に物事を立体的に凝視する。
相反する事象と知った時は、両方同時に受け止める覚悟を持つ。
これは、新しい意味や答えを作る「あなたの日常」に捧げるオブジェクト。
2019
Sense of Wonder
プロジェクトタイトル「Sense of Wonder (以下SOW)」はレイチェル・カーソン著を引用している。これは「神秘さ・不思議さに目を見はる感性」を指し、幼き頃の体験を心に秘めて礎とし、自身を作りあげることを意味する。彼女は言う。“大人になってからあなたを支えてくれるのは、SOWを大切にしてきた「子供時代のあなた」自身だ”と。この感性はすべての子供が生まれながら持ち、大人になってから徐々に消失、新たに身につけることは難しいとされている。
「誰もいない暗闇の田園に光る物体をみた瞬間」これは私が子供の頃に体験したSOWだった。あの時の気持ちや感情は忘れることは出来ないし、それを原点に現在も生きている。正直、今でも似た状態や事情に遭遇すると、思わず手を止め、立ち止まり形容しがたい感情に満たされる。これが年齢を重ねると消え失せる可能性がある、は疑問でしかない。人は場合によって自ら捨て去る、なかったことにする、とも言われる誰かが放ったSOWを、私は少しずつ収拾しようと考えた。
JW.Pro by BO-JW.で展開するSOWは、その辺に転がる/誰も見向きもしない/あなたが捨てた/ありふれた/目には見えないSOWかもしれない。
けれど、それはどこか懐かしく、そして愛おしい。
2018
OLD NEW
ここで使用した箔はドローイング/スケッチを意味し、鞄やTシャツをメモ紙に見立てている
箔ドローイングを施すことで一点物とし、すべてのプロダクトは装うことで立体オブジェとなって自由を手に入れる
人手に渡った箔ドローイングはBO-JW.によって再構築され作品化される
JW.Pro by BO-JW.
忘れかけていたものを取り戻すためのプロダクト/オブジェクト
時にはふと発想が降ってくるような、まだ見ぬ所へ自身を連れ出すような事の発端